本棚を整理して、大量に捨てる本が出ました。
その中の一冊です。
2000年の冬号と表紙に書いてます。
この本の表紙に載っている写真、
「Palm」(パーム)という、アメリカのモバイル用の機器です。
一般的には、PDAと呼ばれるくくりになるもので、
日本製だと、昔のシャープのザウルスなどと同じ様なものです。
今は、iPhonが世間を騒がせていますが、
この「Palm」も当時かなり注目されました。
ソニーからは「Clie」(クリエ)という名前で販売されていました。
当時僕は、とにかく仕事のスケジュールなどをデジタルで管理したくて
いろいろ探していたところ、この「Palm」を見つけたのです。
ザウルスはバッテリーが2,3日しかもたないと聞いていたのですが、
この「Palm」は、2週間以上もバッテリーがもっていたんです。
すいません、マニアックにアツくなってきたので、続きは別に表示します(笑)。

僕が初めて使っていたのは、こんな機種。
PalmVxという機種です。モノクロ画面でした。
いつも作業服のポケットに入れて持ち歩いていました。
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タッチペン操作で、いろんなアプリケーションが入れられる所は
今のiPhonに通づるものがありますね。
2台目は、こんな機種。
Palm m515 という機種です。カラー画面になりました。
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タッチペンでの入力で一番すごかったのが、入力の方式です。
「Grafitli」という独特の一筆書きで入力していました。
こんな感じです。
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この入力方式で入力してローマ字変換すると、
ザウルスなどの日本語を直接手書き入力するより、
遥かに早く、素早く文字が入力できていたのです!
すいません、またアツくなってきました・・・。
この入力が素早くできて、ボタン一発で起動できて、
尚且つ、バッテリーが長持ちするのが最高でした。
ちなみにこんな外付けのキーボードもありました。
合体変形メカみたいな動きをします。
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今の時代、
まさか、携帯電話がこんなに高機能になるとは誰も思いませんでしたよね。
その高機能になった携帯電話のカゲに消えていった通信機器たち・・・。
雑誌を捨てるにあたって、何か記録を残したいなあ、という思いで
このブログを書きました。
僕は、ホントにこの「Palm」が大好きだったんですよ。
こんな話に、最後までお付き合いいただき、ありがとうございました!